電話相談員からのメッセージ
私が「被害者サポートセンターあいち」の電話相談員になって、早15年が経過しました。
ですが、未だに相談電話が鳴ると、緊張で胸がドキドキします。
それまで普通に幸せに生活していた何の落ち度もない人々が、ある日をきっかけに犯罪被害者や遺族になり、もがき、苦しみ、全てが損なわれていく姿をみるにつけ、こんな不公平があって良いのだろうか、以前教育現場でカウンセラーとして働いていた自分にも何かお役に立てることはないだろうか、という思いで、電話相談員を志しました。
まだまだ未熟ではありますが、被害者の方々が勇気を出して電話をかけてきてくださった時間を大切に、心を静めて、苦しみ痛みにそっと手を当て寄り添いたいという思いとともに、今日も電話の前に座らせていただいています。
(電話相談員 S)